福島県大熊町で観光まちづくりプランを発表

 2024年11月22日、奥山雅之ゼミナールの学生(古森万結・田上大晟・渡邊紗季・阿部ひなた・永瀬翔大・大倉颯太)が、福島県大熊町にて、吉田淳大熊町長をはじめとして、多くの大熊町関係者の前で、自分たちが作成した観光まちづくりプランを発表しました。

 「おいでよ 絵本とゆめの森:町を知り、町を描く絵本創作ツアー」と題したこのプランは、震災によって一度、人口がゼロになった過去を持つ大熊町を舞台に、「過去を学び、現在を感じながら、未来を創造するプランはないか」という出発点から、町の過去と現在を繋ぐ地域資源である「本」「キウイ」を活用し、未来の関係人口創出を目指し、関東圏在住の小学1〜3年生とその家族をターゲットに、絵本創作を通じて町の子どもたちと一緒にワクワクを体験するという内容です。さらに、大熊町の「絵本の町」としてのプレイスブランディングにつなげていくプランとなっています。
 本年度、このプランが「大学生観光まちづくりコンテスト2024福島復興ステージ」において、グランプリ(観光庁長官賞)を受賞したことで、コンテストの特別協力者である公益社団法人福島相双復興推進機構のサポートにより実現したものです。

 プレゼンテーションでは、学生たちが約半年間にわたって取り組んできた調査結果や分析内容をもとに、大熊町の方々に具体的な提案を行いました。大熊町町長からは「ぜひプランの実現に向けて頑張ってほしい」との力強いコメントがありました。町の関係者からは「新しい視点が取り入れられており、町の将来に希望を感じる」という前向きな声をいただきました。
 今回の活動は、学生たちが地域の課題解決に主体的に取り組む貴重な機会となりました。今後も奥山雅之ゼミナールでは、地域と連携した実践的な学びを通じて、学生たちの成長を支援してまいります。

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