高校時代の私は、机の上での勉強にどこか飽きを感じていました。大学付属の高校に在籍していたため時間的にも精神的にも余裕があり、もっと実践的な経験をしたいと思うようになりました。放課後は分野を問わず様々な本を読んだり、興味を持った事柄について調べてノートにまとめたりしていました。また授業で系統地理の面白さを知ったことから、大学では地理学を専攻したいと考えていました。しかし進路を提出する時期、たまたま手に取った地域産業に関する本に関心を持ち、政治経済学部のパンフレットに掲載されていたとある教授のメッセージに心を掴まれ、地域行政学科への進学を決めました。
パンフレットで見ていた教授のゼミにも入ることが出来ました。地理では、遠く離れた地域に共通点があったり、隣り合う場所に全く異なる環境が広がっていたりします。奥山ゼミで出会った仲間達もまさにそうでした。住んでいた地域も経験してきたことも違うのに、不思議と共通する部分があったり、想像もしなかった個性に出会ったり。その発見が私にとっての楽しさでした。
私は昔から決断に自信が持てず、最後の一歩を踏み出せない性格です。でも今は少しだけ、自信を持てるようになりました。支えてくれたのは過去の自分の言葉です。過去の自分が何に興味を持ち、何をやってみたいと思っていたのか、その時の感情のままに走り書きしたノートを見返すことが、大学では大きな支えになりました。
ノートとペンは、いくつになってもカバンに入れておくつもりです。

