高校時代の私は、深く悩むことがあまりなかった。毎日をなんとなく過ごす日々。これまでの選択は、ほとんどが直感。逆算型ではなく、強行突破型だ。
ゼミを選んだ理由も、「人気らしい」と聞いただけ。動機としては軽いが、自分のやりたいことを形にできる環境に惹かれていた。入ってからも「とりあえずやってみよう」のスタンスは変わっていない。
それでも、「正解」に対する考え方が変わっていった。物事に短絡的な正解・不正解はなく、ある選択が正しかったかどうかは、その瞬間には決まらない。その後の行動次第で意味はいくらでも変えられる。正解は、「選ぶ」ものではなく、「つくる」ものなのだと感じるようになった。また、多くの人や価値観との出会いが、自分の世界を広げ、尊敬できる視点を増やしていった。他人の言葉をスパイスに、自分を磨いていく。出会う人や経験が、自分に新たな余白を作ってくれるのである。
これからも私は「とりあえず進む派」だろう。直感で進んだとしても、その先をどう生きるかは自分次第。進んだ道を、自分の責任で正解にしていく。気づけば、この生き方そのものが、私の戦略になっていた。たぶん、これからも少しずつ形を変えながら。
